学生と旅行会社でつくる海外旅行 関西エアポートとJATAが共催、“ヅカファン”垂涎の旅にGP
関西エアポートと日本旅行業協会共催の第14回関空発「学生と旅行会社でつくる」海外旅行最終審査会が10月28日、ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西会場のインテックス大阪で開かれた。関西や首都圏の大学・専門学校から28組の応募があり、最終審査会には5校7組が最終審査に挑んだ。グランプリには、和歌山大学観光学部の髙橋七海さん、長谷川珠希さん、山本侑佳さんの「ヅカファンときめき大人の女子旅」(協力・日本旅行)が選ばれた。
はじめに、JATA関西支部の海外旅行委員会・蒲澤隆司委員長があいさつし「我々旅行会社にとって今は厳しい環境下ですが皆さんが海外旅行に注目してくれるのはたいへんうれしく、これからの旅行業界にとって明るいことだと思っています。多くの方に海外旅行の素晴らしさを知ってもらう機会になるものと期待しています。思う存分力を発揮してください」とエールをおくった。
コンテストは書類審査を経て選ばれた各組が、海外旅行委員会に所属する旅行会社担当者が助言・協力し改めて企画内容を練り上げた。各組10分という限られた時間の中で、社会問題など企画立案の背景や旅を通じた自己実現の可能性を各組とも創意工夫して表現。プレゼンテーションに臨んだ。
力作ぞろいの中でグランプリに選ばれた「ヅカファンときめき大人の女子旅」は、宝塚歌劇の名作「ベルサイユのばら」の舞台パリや「エリザベート」の舞台ウイーンを訪ねる旅。宝塚ファンにターゲットを絞り、宝塚OGのイベントでプロモーションを行うなど具体性に富んだ企画内容とプレゼンに審査員の支持が集まった。賞状のほか副賞として旅行券10万円分が贈られた。
準グランプリは流通科学大学の「全国のサウナー大集合!『サ道』を極めて心も体も整い旅inFINLAND」(協力・阪急交通社)。
蓮沼達治副委員長は「下見に行ったのではと思うぐらい興味深い内容で、甲乙つけがたい好勝負でした。今日の7作品で料理のベースはできました。お客様の要望を汲んだスパイス、材料を加えて我々旅行会社がお客様に提案したい」とし、7組の健闘を讃えた。
優秀賞に選ばれたのは▽ホスピタリティツーリズム専門学校大阪の「ランナーの聖地・LOHAS発祥地コロラド州・ボルダーで健康で美しくなる6日間の旅」(南海国際旅行)▽流通科学大学「アロハブックをもって旅に出よう!10歳チャレンジ旅(読売旅行)▽阪南大学「助けられる息子から助け合える親友へZ世代とX世代に贈るデコボコ親子男旅~メロスとシチリアの男たちに学ぶ人生観~」(JTB)▽和歌山大学「自己肯定感を上げる8日間~心も体も健康的に今しかできないインド女子旅」(近畿日本ツーリスト)▽神戸海星女子学院大学「最後の秘境~フィリピン パラワン島で過ごす~デジタルデトックス旅」(東武トップツアーズ)。
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