国内旅行は前年同期比1・6倍と需要回復 阪急交通社・年末年始旅行動向
23/12/07
阪急交通社(酒井淳社長)は11月30日、今シーズンの年末年始(12月27日―2024年1月5日出発)の旅行動向を予約状況からまとめ、発表した。海外旅行の回復は道半ばだが、国内旅行は前年同期比1・6倍と需要回復が顕著。業界にとってはまずまずの年末年始となりそうだ。
国内旅行の予約人数から算出した人気ランキングの1位は近畿、2位は北陸・甲信越で、夏休み期間と同様。3位はスノーリゾートの北海道と上位は安定した人気を堅持している。4位は関東。5位は沖縄で、宮古島や八重山諸島などの離島が中心に人気だという。
国内旅行の人気のテーマは1位が温泉、2位が冬の味覚・カニで冬の定番が今年も上位。北海道の温泉地に滞在するツアー、カニが目的のツアーが人気だ。以下高級宿、初詣、グリーン車利用と続く。
海外旅行は円安や燃油高の影響でコロナ前の19年同期比では約5割ながら前年比では6倍となっており、緩やかに回復。方面別予約人数ランキングは1位台湾、2位ヨーロッパ、3位韓国までが夏休みと同じ。4位にベトナムが入り、手ごろな価格帯のアジアが人気を集める一方、5位にアフリカが入るなど遠距離・高価格の方面も年末年始らしく需要が高い。
調査日は11月22日。
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