「生成AI、SDGs対応は最重要」 JTBグループ新年講演会で山北社長
JTBグループは1月11日、東京・新宿の京王プラザホテルで「JTB Group New Year Partnership Meeting 2024」を開いた。新年恒例の集いで、グループ社員と協定旅館ホテル関係者らが参加した。

山北社長が講演した
山北栄二郎JTB社長は、2024年以降の活動方針などについて、「3年以上のパンデミックを経験し、今、地震も空港事故も懸命に乗り切ろうとしています。これからもたくさんの困難が待ち受けていますが、ツーリズム産業は感染症、自然災害、地政学的リスクを乗り切っていく力と、未来の発展のためレリジエンス(困難を乗り越える能力や回復力)を高めていく必要あります」と話した。
今年のテーマを「未来から現在(いま)をつくる」とし、「ツーリズムの大きな発展の未来に向け今なにをするべきか。人工知能は避けて通れないテーマですし、ツーリズム発展の前提は地球が美しくあり続けることであり、SDGsへの取り組みは最重要な課題です」と呼びかけた。
2024年の旅行市場の動向と取り組みについては、国内旅行は3月の北陸新幹線敦賀延伸開業、テーマパークの新エリアオープン、11回ある三連休を旅行需要創出の機会とする。
テーマパークはジブリパークで3月に魔女の谷、USJで春にドンキーコング・カントリー、東京ディズニーシーで6月にファンタジースプリングスがオープンする。
海外旅行は富裕層、旅行高額消費層、ファミリー、カップルに集中する。
訪日旅行では、新たな周遊ルートの開発や付加価値を高めるテーマ性あるツアーとして、ガストロノミー、アドベンチャー、サステナブル、メディカルの分野の開拓に取り組む。
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