160人が参加し賀詞交歓会を開く 全旅協大阪府旅行業協会とオーサカ・ゼンリョ協力会
一般社団法人全旅協大阪府旅行業協会(吉村実会長=歓喜旅行サービス)とオーサカ・ゼンリョ協力会(金子博美会長=琵琶湖グランドホテル京近江)は1月16日、大阪市中央区のホテルモントレグラスミア大阪で賀詞交歓会を開いた。160人が出席した。
能登半島地震で被災し亡くなられた方々への黙祷後、吉村会長は、昨年4年ぶりに大阪で開催されたツーリズムEXPOジャパンに、全国旅行業協会大阪府支部として「元気な大阪」をテーマにANTAブースに出展したことを伝え、その上で「2025年の大阪・関西万博につながる起爆剤になったと思いますので、関西経済活性化につなげることができるよう努めたい」。「相互交流を図りながら持続可能な観光を広げていきたい。そのためにも世の中の環境に適応できるよう柔軟な理念を抱きつつ、今年は昇り龍のごとく飛躍できる年にしていきましょう」と語った。
金子会長は24年の年頭に比叡山から発信された言葉として「忠恕(ちゅうじょ)」を紹介。「『忠』の中の下の心は偏らない心で真心、『恕』の如の下の心はしなやかな心、を表しています。忠は真心をこめて努める、恕はやさしい心で思いやるという意味になります。誰に対しても真心と思いやりを忘れず、というこの言葉は今の時代に大事だと思います」。「比叡山では先輩の行者さんが後輩の行者さんを励ますとき『頑張れ』とは言わず『気張りなはれ』と言うそうです。気を張ってアンテナをめぐらして努力しなさいということで、今日お集まりの皆さんがそれぞれ気を張ってアンテナをめぐらして情報を取り、観光業を盛り上げましょう」と話した。
全旅協本部の北敏一副会長は「我々が得意とする団体旅行はコロナ前の70%程度しか復活していません。皆さんの現場の声を国に届けることが我々の仕事なので、どんどん要望を言ってきてほしい」と呼びかけた。
このあと、大阪・関西万博について来賓があいさつで言及した。近畿運輸局の日笠弥三郎局長は「関西全体をパビリオン化し、旅行需要を盛り上げたい」。大阪府府民文化部都市魅力創造部の市政誠局長は「JRグループと連携し広域を視野に入れた団体旅行の誘客に努めたい」。全旅の中間幹夫社長は「全旅協会員の皆さんのために入場券の購入を行いました。ぜひ活性化の役に立ててほしい」と大阪・関西万博への取り組みを話した…
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