海外旅行、本格回復に至らず―ソウルなど上位人気地は変わらず HIS・GWの旅行動向
24/04/12
エイチ・アイ・エス(HIS)が予約状況からまとめたゴールデンウイーク(4月26日―5月6日)の旅行動向によると、海外旅行の方面別の1位は好調が続く韓国ソウル。予約者数は前年を上回るものの、コロナ前までは依然として戻らず、本格的な回復には至っていない。
予約は前年同期比で123・2%、コロナ前の2018年同期比では53・3%。旅行シーズンの予約数は伸びてきたが、海外旅行市場の活性化というレベルまでは達していない。平均単価は前年同期比98・5%、18年同期比147・7%の20万4900円。
海外旅行の旅行先の1―5位は前年同様。1位のソウルに続き、台北、ホノルル、バンコク、プサンの順。6位の香港はコロナ禍からの回復がようやく進み、10位チェジュがゴールデンウイークに日本発着クルーズの寄港地になっていることから前年同期比1502・1%と急伸した。
国内旅行では、沖縄県、北海道が安定のトップ2。ハウステンボスの長崎県が3位に入り、以下、東京都、福岡県と続く。出雲大社への同社ツアーが好調な島根県が前年18位から9位へと躍進した。
旅行業 の新着記事
- 和牛肉で訪日客キャンペーン 団タメ!、旅行社に利用料を還元(24/11/21)
- 売上増も受託事業大幅減で増収減益に KNT―CT・25年3月期第2四半期決算(24/11/20)
- 前年比1・7%減の287億6500万円 KNT―CT・9月の旅行取扱(24/11/18)
- 19年比25・3%減の3203億6800万円 9月の主要旅行業取扱額(24/11/15)
- 能登を支える! 防災学習と発行文化を伝えるツアーを催行、中能登町とVTS(24/11/12)