避暑地、東北の祭りが好調 阪急交通社・夏休み動向
阪急交通社はこのほど、夏休み(7月15日―8月31日出発)の海外旅行・国内旅行の予約状況から旅行動向をまとめた。コロナ禍を経て経済活動が活発化する中、国内旅行では需要が前年を上回り好調に推移。海外旅行は長引く円安や原油高、海外各地の物価高の影響もあり、回復途上にあるものの前年に比べ1割増加の緩やかな上昇基調となっている。
国内旅行は前年比1・3倍で、昨年から大きく伸長した。人気旅行先ランキングは、1位が北陸・甲信越、2位北海道、3位近畿の順。北陸・甲信越は同1・2倍で上高地や立山黒部アルペンルートが人気だ。全国の避暑地、温泉地、古都、離島などに1週間程度ゆっくり滞在し暮らすように旅する「長期滞在」の旅が同1・5倍ほど伸びているという。また、夏の猛暑から都市部を離れ、涼しい信州・白馬の高原リゾートや北海道釧路に滞在する旅も人気を集めている。「青森ねぶた祭」をはじめ東北四大夏祭りを中心に各地で開催される夏祭りを楽しむツアーも同1・3倍と好調で、長岡や大曲の花火を観賞するツアーなど花火観賞の旅の需要も高く1割増加した。
出発日は7月21日がピークで、夏休み前半の7月下旬から8月上旬にかけて集中する傾向が見られるという。
海外旅行は前年比1・1倍。人気旅行先ランキングでは1位ヨーロッパ、2位台湾、3位韓国、4位タイ、5位ベトナムでアジア各国が上位を占める。ヨーロッパの中ではイタリアがトップで世界遺産など見どころの多い周遊型旅行が人気だ。
伸び率ではトルコが前年比3倍、エジプト同4倍と大きく伸長しており、アジア諸国と同様に円安や燃油高の影響が比較的軽微な国への旅行需要が高まっている。
出発日のピークは8月11日で、ヨーロッパを中心に旅行期間の長い行先が8月第2週に集中している。
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