旅行への関心の高さ健在 旅博24in梅田、予想を上回る3800人が来場
海外旅行の最新情報や魅力などを体感するイベント「旅博2024in梅田」が6月29日、大阪市北区のグランフロント大阪で開かれた。当初予想を上回る多くの来場者が訪れ、出展ブースを回ったり旅行セミナーを聴いたりと、海外旅行への関心の高さがうかがえた。
旅博は19年まで関西空港で毎年開催されており、5年ぶりに復活。昨年は「関西国際空港発 海外旅行の博覧会in梅田」が梅田サウスホールで開かれて好評だったことで、今回も引き続き梅田で規模を約2倍に拡大しての開催となった。
会場には、国内外の航空会社、海外の政府観光局、国内の自治体や空港、旅行会社など75団体がブース出展。朝10時の開場前から多くの来場者が並んで待ち、抽選でのグッズプレゼントなどは軒並み長蛇の列となった。PRステージでの絶景プロデューサーの詩歩さんによる「世界の絶景トークステージ」をはじめ、タヒチ観光局によるタヒチアンダンスやHISによる「円安でも海外へ行きたい!夏旅耳寄り情報!」などにも大勢の人が集まり、航空会社や政府観光局などが実施した旅行セミナーは、事前申し込みでほぼすべてが満席となる盛況ぶりだった。
さらに、主催の関西エアポートと特別協賛の日本旅行業協会(JATA)関西支部が募集した「学生と旅行会社でつくる海外旅行企画」の最終審査会も行われた。グランプリは、和歌山大学の「#ロリィタさんと繋がりたい、ロリかわフランス旅~古城を貸し切り、ロリィタだけの舞踏会~」(担当・読売旅行)が受賞した。
関西エアポートによると、来場者数は3833人(速報値)で、予想の2500人を大幅に上回ったという。「円安などの影響で、日本人の海外旅行、アウトバウンドはいまだ低調な状況ではあるものの、今回のイベントで旅行に対するマインドが非常に高いことが再確認できた」とのことで、今後の回復へ期待する声が会場内でもよく聞かれた。
(本紙特約記者 シカマアキ)
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