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持続可能な観光地づくりへ挑戦 JTB、小豆島で「エリア開発事業」をスタート

24/08/07

JTB(山北栄二郎社長)は8月1日、香川県小豆島を舞台に自治体や企業ら地元との連携で観光地としての実感価値向上と持続可能な発展を目指す「エリア開発事業」を始めると発表した。第1弾はシェアサイクル事業を拡充。島内のサイクルステーションを拡大し来島者の利便性向上と島内の周遊促進につなげる。

今回は、観光スポットの豊富さやSDGsの取り組み、現状の課題から小豆島が持続可能な観光地づくりのスタート地点として最適と判断。観光を基盤に持続可能な産業を作ることを目的に「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」を発足し、小豆島2町と伴走、小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会への参画を通じ、小豆島の活性化を目指す。

第1弾プロジェクトとなるシェアサイクル事業は、アプリを使って島内の駐輪スペースで自由に電動アシスト自転車の貸し借りできるようにする。IoT搭載のシェアサイクル専用の最新型車両160台の導入と島内のステーションを42カ所まで拡大させる。

今後は、9月に自動運転バス、11月にAIによる自律運航無人ボートの導入に向けた実証を予定。同じく11月には国立公園でのAIドローンを使った事業開発、2025年4月以降には関西からの誘客を目的とした空路での誘客事業も計画している。

JTB、小豆島で「エリア開発事業」

プロジェクト展開の概略

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