アウトバウンド復活へ気炎 JATA関西支部
25/01/29
JATA関西支部(北村豪支部長=JTB)の年賀会が1月7日、大阪市北区のホテル阪急インターナショナルで開かれた。会員旅行会社をはじめ在関西総領事館、観光関係者ら約350人が参加。インバウンドが過去最高を記録する一方、海外旅行の復調が進まないなかでアウトバウンド復活を年始に誓った。
あいさつした北村支部長は、巳年の今年はヘビの脱皮を例えに「観光業界の古い考えを脱ぎ捨て進化していかなければなりません」。その追い風が4月から開幕する大阪・関西万博とし「158の国と地域が参加し、パスポートなしで世界1周ができる環境です。アウトバウンドを後押しする大きなエンジンになる」。その上で①大阪・関西万博の成功②関西全体の広域観光の促進③アウトバウンドの完全復活を今年の抱負とした。
近畿運輸局の岩城宏幸局長も「アウトバウンドによる交流拡大に取り組みたい」とするとともに、大阪・関西万博を機に多様な産業をつなぎ合わせて関西の「周遊促進につなげる」と意欲を示した。
関西エアポートの山谷佳之社長は「東京の後追いはダメ。大阪の独自性を高めよう」と呼びかけ、「サービス産業は生産性が低いと言われますが、オーバーツーリズムは生産性が上がった証です。大阪を高くするとローカルに流れていきます。賃金も上げてサービス産業の大阪モデルをつくり末広がりの発展につなげましょう」。そう話し会場を沸かせ乾杯の発声を行った。
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