脱炭素で社会貢献 京都府の旅行2団体が共催/充実の25年へ旅行業始動
一般社団法人京都府旅行業協会(北澤孝之会長=ツアーポート)、京都全旅(森野茂社長=アルファトラベル)は1月20日、京都市下京区のホテル日航プリンセス京都で新春賀詞交歓会を開き、155人が出席した。
北澤会長は今回の賀詞交歓会は全旅クーポンを用いたカーボン・オフセット支援事業を活用して実施していることを報告。「全旅クーポンを使ったこの支援事業は、旅行中に排出される温室効果ガスの排出量を算定することでカーボン・クレジットに変換し、全旅クーポンによって精算が可能でカーボン・オフセットを証明した旅行の商品ができるものです」「日本国内で持続可能な観光経営や林業経営の実現に貢献していきたい。近畿の他の協会でもぜひ使ってほしい」と話した。

カーボン・オフセットの旅行商品造成に
意欲を示した北澤会長
2026年2月に奈良で開催される第20回国内観光活性化フォーラムについては「オール近畿で応援し、ぜひ成功させましょう。ご支援をお願いします」と呼びかけた。
全旅の中間幹夫社長は「今、北澤会長から話が出たカーボン・オフセット支援事業は、京都全旅から今後の旅行業は社会貢献が必要だと提言をいただき始まることになりました。今後とも当社の社会貢献の大きな柱として推進していきたい」と述べた。
京都府の鈴木一弥副知事は「万博イヤーの今年、京都府、京都市連携で周遊観光を促進する『まるっと京都』を進め、新しい取り組みにチャレンジしていきたい」。京都市の松井孝治市長は「京都ではオーバーツーリズムが問題になっていますが、観光客と市民が両立を図り、いずれもウインウインになれる環境づくりを進め文化観光都市をめざしたい」と話した。
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