売上高増も減益―人的資本投資や公務受託事業取扱減で KNT―CT・25年3月期第3四半期決算
KNT―CTホールディングス(小山佳延社長)は2月13日、2025年3月期第3四半期(24年4月1日―12月31日)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比8・3%増の2145億7千万円、営業利益は同17・0%減の53億5900万円、経常利益は同14・4%減の58億5200万円、純利益は同5・3%減の55億5千万円の増収減益となった。事業構造改革によるコスト削減を図っているが、給与のベースアップなど人的資本への投資や大幅な公務受託事業の取り扱い減少が減収の要因。
国内旅行は、個人旅行ではダイナミック・パッケージ商品の販売に注力し北海道や信越のスキー商品、年末の伊勢志摩が人気に。クラブツーリズムの添乗員同行ツアーは紅葉観賞商品や年末年始商品の販売に取り組んだ。12月の飛鳥Ⅱチャータークルーズも好調。団体旅行では近畿日本ツーリストの趣味・目的ツアーや企業コンベンション、職場旅行が好調だった。
海外旅行はクラブツーリズムのヨーロッパやエジプト、カナダ方面が南紀で、団体旅行では企業の報奨旅行や視察研修旅行、修学旅行に注力。訪日旅行では個人旅行者向けオンラインサイトでの販売が好調で、近畿日本ツーリストのスポーツの国際大会や国際マラソン大会などの取扱いも好評だった。
通期の連結業績予想は従来から変更なし。売上高は同11・6%増の2850億円、営業利益は同3・1%増の75億円を見込んでいる。

KNT―CTホールディングスのウェブサイト
- 旅行事業全般が好調で増収増益 JTB・26年3月期中間決算(25/12/03)
- 学生と旅行会社でつくる旅 JATA関西支部と関西エアポート、関空・神戸発海外旅行企画コンテストの企画を募集(25/12/02)
- 跡見女子大 篠原ゼミ 磯田萌絵、世界のリゾート研修(2) 日本が誇る宮古島の魅力と可能性(25/11/26)
- 日並びよく旅行意欲まずまず旺盛、アジアや遠方も好調 HIS・年末年始の海外旅行動向(25/11/24)
- 地域課題の解決に向けて クラブツーリズム、12月1日に自治体向けオンライン説明会(25/11/23)










