倉敷への修学旅行を誘致 市内1泊以上で1人2千円助成/岡山
岡山県の倉敷市修学旅行誘致委員会(石野正人会長)は、令和7年度「倉敷思い出作りの旅」修学旅行助成金制度を実施している。倉敷市内の指定施設に宿泊する小学校、中学校、高等学校、専門学校、支援学校の修学旅行で、旅行会社に対して助成する。助成金額は児童・生徒1人当たり2千円。
同制度は、4月1日から2026年3月15日の間に行われる修学旅行において、誘致委員会の会員宿泊施設に1泊以上宿泊することが助成の条件。学校の児童、生徒および学生を対象(引率者、乗務員、添乗員等を除く)とし、1泊につき1人当たり2千円を助成する。2泊以上する場合は1泊ごとに助成額を追加する。助成金額の上限はない。助成対象者は、修学旅行を催行する旅行会社。ただし、過去4カ年度中に当該助成金の交付対象となった学校は除く。
また、岡山県が教育旅行等を対象に設けている「岡山県周遊観光助成事業」などとの併用も可能だ。
申請期間は、26年2月28日まで。旅行会社が交付申請書(「倉敷教育旅行」HPからダウンロードできる)に必要書類を添えて誘致委員会事務局(公益社団法人倉敷観光コンベンションビューロー内)に提出。委員会の承認を経て、旅行実施後に実績報告書を提出し、誘致委員会からの確定通知書を受領して請求する。
誘致委員会の会員宿泊施設は次の通り。
【倉敷地区】 倉敷アイビースクエア▽倉敷ロイヤルアートホテル
【児島地区】 せとうち児島ホテル▽鷲羽グランドホテル備前屋甲子▽倉敷シーサイドホテル▽WASHU BLUE RESORT風籠
【玉島地区】 国民宿舎良寛荘
誘致委員会では、美観地区をはじめ、瀬戸内海の景色や瀬戸大橋を望み国産ジーンズ発祥の地でもある児島地区、工場見学など産業観光ができる水島地区といった修学旅行に適した個性的な観光資源が市内に点在していることから「子どもたちにとって普段感じることのできない空間や雰囲気の中での貴重な体験によって、倉敷市で思い出作りの修学旅行を実施してほしい」と旅行会社にアピールしている。
問い合わせ先は、倉敷市修学旅行誘致委員会 電話086―421―0224。

思い出づくりの旅にピッタリな倉敷
(写真は美観地区=イメージ)
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