近畿日本ツーリストが大賞を受賞 JATA・SDGsアワード
日本旅行業協会(髙橋広行会長、JATA)は6月26日、旅行会社のSDGs達成への優れた取り組みを表彰する「JATA SDGsアワード」各賞を発表した。第3回となる今回の大賞は近畿日本ツーリストの「『温泉を楽しみたい』をあきらめない!オストメイトのための温泉日帰りツアー―障害者差別解消法の改正施行をきっかけに、誰もが旅を楽しめる社会の実現を目指して」が受賞した。
2024年4月―25年3月に実施した活動・事業などが対象で、昨年を上回る25社57件が応募。美甘小竹・JATA社会貢献委員会委員長が委員長を務める審査会で審査を行い、各賞を決定した。
各部門の優秀賞、特別賞は次の通り。ほかに各部門から奨励賞も選定されている。
【経営部門】 優秀賞=JTB「『クセモノを地域のタカラモノに』瀬戸内の新たな観光交流拠点:クセモノズ(SICSサステナブルラウンジ)の開業と、気候変動により生まれた社会課題を地域の宝に変えた地域を繋ぐストーリー」▽特別賞=同「GSTC認証取得を起点としたJTBグループのサステナブルツーリズムの推進とツーリズム業界を巻き込んだ変革への動き」
【社会経済部門】 優秀賞=近畿日本ツーリスト(大賞)▽特別賞=クラブツーリズム「異業種との連携による地域コミュニティへの支援」
【文化部門】 優秀賞=トラベルハーモニー「撮影旅行から始めるサステナブルアクション」▽特別賞=沖縄JTB「伝統と革新が織りなすサステナブルな観光コンテンツ―琉球芸能の継承と地域活性化の融合」
【環境部門】 優秀賞=クラブツーリズム「中山間地の村をリジェネラティブ・ツーリズムでファンづくり!『旅するいきもの大学校!第1期―長野県生坂村』」▽特別賞=沖縄ツーリスト「沖縄ならではの再生型観光:ビーチクリーンで想いを繋ぐ沖縄の離島全島チャレンジ」
表彰式は7月2日に実施する。
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