JR東日本アプリとmixway API連携 鉄道含む複合案内を可能へ
JR東日本と経路検索サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所は29日、「JR 東日本アプリ(日本語版)」とMaaS向けAPI「mixway API」の連携を行うと発表した。今後のMaaS構築への展開・取り組みの推進のため、協力関係をする。
APIを使い、検索、計算をアプリ・ウェブで可能に
「mixway API」は、公共交通やシェアサイクル、デマンドモビリティに対応した複合経路検索や、乗り降り自由なフリーパスにも対応した運賃・料金計算などの機能を、従来よりも少ない準備時間やコストでMaaSアプリやWeb サイトに提供・実装可能です。このことから、MaaS サービス提供者は配車・予約機能、決済機能、割引クーポンなど事業者独自のコンテンツの企画・開発に注力することができる。
JR 東日本は、2019年4 月のJR東日本アプリ(日本語版)リニューアル以降、出発駅から到着駅への鉄道の経路検索に「駅すぱあとWebサービス」を採用している。今回の「mixway API」との連携により、駅から駅だけでなく現在地から目的地までの経路検索が可能になり、さらに、徒歩などの様々な移動手段を組み合わせた検索結果をご提供できるようになる。具体的なサービス開始時期などについては、JR東日本アプリのホームページなどで告知する予定だ。
MaaSプレイヤー向け複合経路検索が得意なヴァル研究所
ヴァル研究所「mixway API」について
「mixway API」は、MaaS アプリを素早く構築できる、MaaS プレイヤーのための複合経路検索API です。Webサイトやアプリに、鉄道やバス、タクシー、シェアサイクル、デマンドモビリティに対応した複合経路検索や、フリーパスにも対応した料金・運賃計算などを容易に組み込むことができる。
運行情報や遅れ時分が分かる「JR東日本アプリ(日本語版)」
2019 年4 月にサービスを一新。「ルート検索」を基本機能とし、ルートを選ぶと運行情報や遅れ時分がわかるアプリです。今後は出発地から目的地までシームレスなルート案内を目指し、MaaSの主要な役割を果たし、JR東日本の各種サービスなどと連携したサービスを検討していく。
「今後もヴァル研究所とJR東日本は、社会の多様化する移動に関する課題解決や公共交通利用者のシームレスな移動の実現に向けて相互協力していく」とJR東日本。
関連情報
• 「JR東日本アプリ」の経路検索エンジンに「駅すぱあと」が採用、システム開発、データ連携などで相互協力(ヴァル研究所|2019 年04月03 日)
https://www.val.co.jp/topics/2019/040301.html
• JR東日本アプリ・JR EAST Train Info のサービスを一新~お客さまがシームレスに移動できる「MaaS」の実現に向けて~(JR東日本|2019年4 月3日)
https://www.jreast.co.jp/press/2019/20190403.pdf
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