駅、空港の放送を多言語表示 首都圏の15事業者が普及へ
駅や空港、列車やバス内でのアナウンスなどの音声を、アプリを使って多言語テキストに変換し、スマホに表示するサービスを連携して普及させると、首都圏の大手私鉄やバス、航空会社15事業者が9月12日に発表した。
ヤマハが開発した「SoundUD」(Sound Universal Design)を使った仕組みで、無料の「おもてなしガイドアプリ」で、対応スポットの情報やアナウンスを翻訳し、スマホに文字で表示する。音のある空間と ICT 機器をつなぐテクノロジーで、インターネットのない環境でも、音声トリガーと呼ばれる一般的なスピーカーを利用して音響通信が行える。
東京オリンピックまでに385カ所の駅や空港、車内に展開
サービス普及に取り組むのは京浜急行、京成電鉄、東急、小田急電鉄、京王電鉄、西武鉄道、富士急行、全日空、日本航空、JRバス関東、はとバスと江ノ電バス、ヤマハ、東京都交通局、横浜市交通局。
首都圏への訪日旅行者の一層の増加が見込まれるなか、公共交通機関における情報案内の新たなユニバーサルデザイン化に取り組むことで、「言葉の壁・聴力の壁を越えたおもてなしを推進し、より利便性の高い交通環境の構築を推進する」としている。
東京オリンピック前の2020年7月までに首都圏385カ所の駅や車内への展開を目指す。
インバウンド対応だけでなく、聴覚障害者への情報提供の充実にもつながる。
すでに京急電鉄、京成電鉄、東急電鉄、日本航空、江ノ電バス、横浜市交通局では一部サービスを実施中で、今後も、駅や列車内での緊急時案内の多言語表示、周辺観光情報の提供など追加していく。
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