山手線などホーム上案内拡充 JR東、到着「約○分後」など3大改革
JR東日本は10月15日、山手線などの駅のホーム上におけるご案内を充実化を発表した。発車標に列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を実施するほか、発車標をLCD化(液晶ディスプレイ化)、英語案内放送の拡充に取り組む。訪日客の増加への対応やより分かりやすく利便性の高い駅を目指す。
三つの表示、音声改革
JR東日本ではグループ経営ビジョン「変革2027」において利用者に提供する輸送サービスの質的変革を掲げ、利用者が快適に感じていただけるご利用環境の実現に取り組んでいる。
東京支社では山手線などの駅のホーム上における列車の到着までの時間などの案内の充実を図るため、以下の取り組みを実施する。
・ 山手線全駅のホーム上の発車標に、列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を実施し、列車到着までの時間をより分かりやすく知らせる。
・ 山手線をはじめとした東京支社管内の一部の駅において、ホーム上の発車標を LED から LCD 化(液晶ディスプレイ化)し、視認性を向上する。
・2019年3月から東京支社管内の一部の駅において、ホーム上における自動音声による英語案内放送の充実を図ってきたが、山手線全駅や中央(快速)線、中央・総武(各駅停車)線などの一部の駅に拡充する。
1 山手線全駅のホーム上の発車標での「約○分後」表示の実施について
(1) 実施内容
山手線全駅のホーム上の発車標において、列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を実施することで、列車を待つ時間をより分かりやすく知らせる。
※早朝・深夜時間帯は、従来の発車時刻「○時○分」で案内する。

現行

実施後
(2) 実施箇所
山手線全駅(30駅) ※高輪ゲートウェイ駅(2020年春開業予定)を含む。
(3) 実施時期
2019年11月から2020年7月までに順次実施。
2 ホーム上の発車標のLCD化(液晶ディスプレイ化)について
(1) 実施内容
山手線をはじめとした東京支社管内の一部の駅において、ホーム上の発車標を従来のLED(発光ダイオード)からLCD(液晶ディスプレイ)に変更し、視認性を向上する。

現行LED型

実施後LCD型(イメージ)
(2) 実施箇所
東京支社管内の28駅で実施。

実施28駅
3 ホーム上における自動音声による英語案内放送の拡充につい
(1) 実施内容
2019年3月から東京支社管内の一部の駅において、ホーム上での自動音声による英語案内機能の強化を図ってきたが、実施範囲を山手線全駅や中央(快速)線、中央・総武(各駅停車)線などの一部の駅に拡充する。
(2) 実施箇所
東京支社管内の47駅で実施。
(山手線全駅 計30駅、中央(快速)線、中央・総武(各駅停車)線などの一部の駅 計17駅)

実施47駅
(3) 実施時期
2020年7月までに順次実施。
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