ANA、20年度国際線航空輸送事業計画を発表
ANA グループは1月23日、2020年度の国際線航空輸送事業計画を発表した。2020年は待望の羽田空港国際線発着枠拡大の年であり、2020年サマーダイヤから 14路線を新規開設ならびに増便する。
同社は、日本のエアラインとして初めて就航する深圳、イスタンブール、ストックホルムに加え、ミラノ、モスクワを含めて 5都市へANAとして新たに乗り入れる。あわせて、ベトナム路線再編に伴い、羽田=ホーチミンシティ線も新規開設し、羽田空港からの路線ネットワークを拡充する。
新たに多くの国や都市とつながることで、日本人にとって選択肢が広がる他、さらなる訪日需要の高まりが期待できるなど、ビジネスチャンスを生み出すきっかけにもなる。また、羽田空港の豊富な国内線ネットワークと接続することで、国内各地と海外間を移動する人の利便性をさらに高める。
昨年から、ボーイング 777-300ER 型機の機内を一新し、プライベート空間に加え、これまでにない広さと寝心地を実現したドア付の個室型ワイドシート「THE Room」は好評を得ている。
これまで遂行してきた羽田空港と成田空港それぞれの機能を最大限に活用したデュアルハブ戦略を推進し、両空港において、日本人をはじめ、訪日外国人や、アジアと北米間を往来される人の乗り継ぎな
ど、さまざまな需要に応えていくとともに、日本の国際競争力強化や地方創生に貢献していく。
*これらの計画は関係当局への申請・認可を前提としている。
国際線旅客便
今春からの羽田空港国際線発着枠拡大に伴い、新規開設ならびに増便する 14 路線のうち、ANA として新たに5都市へ乗り入れる。あわせて、ベトナム路線再編に伴い、羽田=ホーチミンシティ線を新規開設し、羽田空港からの路線ネットワークがますます拡充する。
3月29日から、国際線対応の施設が羽田空港第 2 旅客ターミナルビルで供用を開始することに伴い、日本を代表する世界的な建築家・隈研吾氏監修の下、ANA の国際線ラウンジを新設する。首都圏を中心としたビジネス需要に加え、豊富な国内線ネットワークと接続し、国内各地と海外間を移動される人の利便性をさらに高めていく。
さらに、将来の持続的成長に向けた新たな事業拡充の中心となる成田空港においては、3月16日に新規開設する成田=ウラジオストク線を、3月29日から週 3 往復へ増便することに加え、7月1日から、エアバスA380型機「FLYING HONU」の運航を週14往復へ拡大する。これにより、成田=ホノルル線はすべて「FLYING HONU」での運航となり、ボーイング 787 型機にて運航する羽田=ホノルル線と合わせて、旺盛な日本=ハワイ間の需要に応えていく。
また、3月29日に成田空港でANAの国際線ラウンジ3カ所目となる「ANA LOUNGE」を第2サテライトに新設する。
貨物専用便(フレイター)
航空貨物需要は、中長期的には拡大が見込まれるものの、短期的には米中貿易摩擦の長期化などによる停滞感が見られる為、フレイターは需給適合を図り、着実に収益性を改善していく。
一方、拡大する ANA の旅客便ネットワークに加え、他社運航便とのコードシェアなどを柔軟に活用しながら、フレイターとの相乗効果を高めることで着実に需要を取り込んでいく。
特に、那覇空港を国内およびアジアの主要都市との重要な流通拠点として位置付けている「沖縄貨物ハブネットワーク」については、フレイターに加え、他社旅客便の貨物スペースをコードシェアなどで活用し、航空貨物のネットワークを維持・向上させていく。
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