来たるべき訪日旅行再開に備え JR西日本、商品強化やシンガポール支店閉鎖など戦略見直し
21/03/23
JR西日本は、ウィズ・アフターコロナの訪日旅行再開に向けた取り組みを進める。周遊パスの発売期間の延長など商品内容の見直しやシンガポール支店の閉鎖など誘客戦略を変更。来たるべき復活の日へ備えていく。
訪日客向けの管内エリアの列車が7日間乗り放題の周遊パス「JR-WEST All Area Pass」は、発売を当初の3月末までから4月以降へ期間を延長し、利用期間もあわせて通年設定に。特急はるかの自由席とICOCAがセットの「ICOCA&はるか」は、はるかの普通車指定席も利用可能とすることで混雑回避を図る。
「関西エリアパス」は、自由周遊区間を京都府美山エリアへのアクセスバス乗換駅の日吉駅まで拡大。京都府南丹市と連携してマイクロツーリズムを推進する。
また、コロナ禍による訪日市場の動向の変化を受けて、東南アジア市場の営業拠点だったシンガポール支店を5月末に閉鎖。今後はオンラインでのプロモーション、販売促進へと軸足を移す。
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