JAL、地域活性化事業を「ふるさとプロジェクト」に刷新 “全社一丸”体制で支援強化
日本航空(JAL)は4月から、これまで実施してきた地域活性化支援事業「新JAPAN PROJECT」を刷新、「JALふるさとプロジェクト」として新しくスタートさせた。グループ社員全員を対象とした体制を構築。地域の課題解決へ全社一丸で取り組んでいく。
同プロジェクトでは「全社員一丸」「オリジナリティ」「継続性」をキーワードに掲げ、これまでの地域事業本部と全国支店による体制に加え、「ふるさとアンバサダー」「ふるさと応援隊」「空港・貨物部門」が参加。グループ全社員参加可能な都道府県ごとのプロジェクトチーム「地域コミュニティ」も新設し、地域に寄り添ったチーム体制で地域支援を加速させる。

「JALふるさとプロジェクト」の事業イメージ
取り組みは、従来の「地域プロモーション」でウェブマガジンの内容を強化。観光コンテンツの発掘・旅行商品の造成、地域産品の商品開発・拡大、人財育成支援なども強化する。
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地域プロモーション活動の4月は東北広域第1弾として宮城・岩手・福島・青森を特集。自社媒体や機内食を通して東北の旅の魅力を伝えていく。
機内誌「SKYWARD」の日本語版では岩手・宮城・福島の沿岸部を中心に「東北の元気な姿」を紹介。機内ビデオでは「JALふるさと応援隊」の客室乗務員が旅した東北の魅力を伝える。国内線ファーストクラスでは機内食として岩手県「ロレオール田野畑」シェフプロデュースの夕食を提供する。
そのほか、JALパックでは「温泉特集」で東北の名湯を案内。5月15、16日にはJR東日本とタイアップしてチャーター便と観光列車「のってたのしい列車」を組み合わせた「東北DC Air & RAIL」プランも提供する。
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