JR西日本 新株発行などで2786億円を調達へ、コロナ対応で財務基盤強化
21/09/01
JR西日本は9月1日、新株を含む株式の国内一般募集、海外募集、第三者割当増資により9月中に2786億4284万円を調達すると発表した。
同社はコロナウイルス感染症拡大の影響によって、2020年度は2332 億円の当期純損失を出し、2021年度も2期連続で大幅な損失を計上する見込みとなっている。
早期に財務体質の改善を図り、コロナウイルス感染症により変化する経営環境への対応力を高めていく必要があると判断した。
資金調達により①コスト構造改革に向けた鉄道オペレーションの生産性向上②ニューノーマルに向けた鉄道需要の取り込み③地域と共に取り組む需要創出-などに取り組む。
このうち需要創出については、営業エリア内に世界遺産など豊富な観光資源があることや、2024年の北陸新幹線の敦賀延伸、2025年の大阪・関西万博の開催に向けた準備に力を入れることにしている。
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