成田空港 上期の空港スタッフCSアワードを発表、コロナ禍でも利用者に寄り添う
成田空港は9月6日、空港スタッフの優れた利用者対応を表彰する2021年上半期1-6月の「CS Award」受賞者、3件5人を発表した。
コロナ禍で水際対策最前線の空港で、スタッフが自らの感染防止に十分配慮しながら利用者に寄り添い続けている様子がうかがえる。
チェックインカウンターで勤務するJALスカイの野澤あゆ美さんと市村葵さんは、利用者が渡航先の入国時に必要な健康証明書類の不備に気づき、ターミナル内の空港クリニックに同行し証明書を発行してもらう手助けをした。
無事に搭乗できた利用者からは「出発まで時間も限られていたため非常に不安でしたが、最後までサポート頂き感謝しています」との言葉が寄せられた。
到着ロビーにいたピーチアビエーションのパク・ジェヨンさんとANA成田エアポートサービスの松並茉実さんは、体調をくずしめまいと震えのあった利用者を救護室に案内するとともに救急車を要請した。
救急車到着まで付き添った2人について、利用者からは「お二人が寄り添って優しい言葉を掛けてくれたおかげで、不安も最低限に抑えられました。こんなご時世なのに傍に寄り添っていただけたこと、大変感謝しています」との言葉が届いた。
成田空港会社は空港スタッフのサービスレベル向上を図るため、2003年から表彰制度を設けている。毎年4半期ごとに受賞者を発表し、年間グランプリ受賞者も選出している。今年は昨年に続き、コロナウイルス感染症の拡大により1-3月と4-6月をまとめて選出した。
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