阪神フェリー協議会が発足 フェリー6社タッグ組む
大阪港と神戸港を発着するフェリー6社は10月1日「阪神フェリー協議会」を発足させた。今年3月に解散した大阪フェリー協会の継続組織。大阪フェリー協会は大阪港発着3社だったが、神戸港発着を加え阪神港全体の船社に拡大した組織になった。
新組織では阪神間のフェリー航路を紹介するホームページや高速道路通行料の低廉化問題、船上での携帯電話など通信に関わる電波対策などに取り組む。
発足に先駆け9月末に開いた記者会見で、協議会会長に就任した名門大洋フェリーの阿部哲夫会長は「阪神間の船社が大阪と神戸に分かれていて情報が分散しているのはおかしいし、利用客には不都合です。阪神航路の船社が一緒になって宣伝活動をした方が効率もいい。今回の新組織で一番行いことはホームページを充実させて、阪神航路の利便性をアピールすることです」と話す。
このほか、高速道路割引は船社に多大な影響を与えることから、無料化にブレーキをかける陳情活動や瀬戸内海の一部海域では電波が届かずテレビ映像の遮断や、携帯電話がつながらないことがあるため、電波・通信環境の対策にも取り組む。今後は大阪市港湾局や神戸市港湾局、阪神国際港湾などへも理解と協力を求めながら活動していく。
事務局は置かず、業務委員会を中心にフェリー業界を活性化するための議論や提言を行うとしている。業務委員会の窓口は名門大洋フェリー(大阪市西区)で、業務委員長は同社の山本哲也常務が担当する。
協議会加盟の船社6社は以下の通り。カッコ内は航路。
▽四国開発フェリー(大阪−愛媛・東予、神戸−愛媛・新居浜)▽ジャンボフェリー(神戸−香川・小豆島−高松)▽阪九フェリー(大阪・泉大津−福岡・新門司、神戸−新門司)▽フェリーさんふらわあ(大阪−大分・別府、大阪−鹿児島・志布志、神戸−大分)▽宮崎カーフェリー(神戸−宮崎)▽名門大洋フェリー(大阪−福岡・新門司)。
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