歴代最大級の新造船 名門大洋フェリー「フェリーきょうと」就航
22/01/09
大阪南港と北九州・新門司港を結ぶ名門大洋フェリーが12月16日、新造船「フェリーきょうと」を就航させた。
新造船は総トン数約1万5000トンで全長195メートル、横幅27・8メートル。現行の「きょうとⅡ」よりひと回り大きく、同社の中では歴代最大級となる。旅客定員は675人に抑え、きょうとⅡより旅客1人あたり1・5倍とした。旅客に開放的な空間を提供している。
大部屋でカーペット敷きのいわゆる雑魚寝部屋は撤廃。割安なキャビンでもプライベートスペースを確保した独自のキャビンを設けて、コンフォート、ツーリストでは1人ひとり区切られたベッドスペースを設けた。

一人ひとりに区切られたコンフォートルーム
また、高グレードのキャビンについてもスイート、デラックス、スーペリアの3タイプの個室を用意。スーペリアには専有スペースにシャワーとトイレも設置した。このほかにも展望レストランや展望ラウンジ、展望浴場など船上から景色を楽しめるパブリックスペースを充実させた。加えて、女性専用の化粧室にパウダールーム・授乳室を設けるなど女性にやさしい造りにしたほか、家族連れを意識したキッズルームも備えた。

開放的なパブリックの展望ロビー
なお、旅客運賃・料金は通常期でツーリスト(2等洋室)で8530円。
交通 の新着記事
- 「アツい、ワクワク、新体験」を発信 JR九州とJR西日本、4月1日から熊本プレDC(25/03/29)
- 上越妙高―糸魚川は10年で7367万人、金沢―福井は1年で816万人が利用 JR西日本、北陸新幹線利用状況を発表(25/03/28)
- 飛鳥Ⅲが7月20日就航 34年ぶりの新造船(25/03/20)
- 地域の課題解決で新サイト ANAグループ(25/03/19)
- 北陸の復興を観光で後押しする インタラクティブ・マップ提案、英・ビジネスコンペ優勝チーム(25/03/18)