ターキッシュエアラインズ関西再就航1周年 トルコ日本外交樹立100周年とともに祝う
日本とトルコの直行便を唯一運航する航空会社ターキッシュ エアラインズ(TK)が11月26日、大阪市中央区のW大阪で関西再就航1周年とトルコと日本の外交関係100周年を祝う特別レセプションを開いた。TKの大阪(関西)―イスタンブール線は2017年2月の運休後、コロナ禍を経て約1年前の23年12月に再就航、最大毎日1往復で運航する。
会場には、旅行業界やメディアの関係者らが出席。まずTKのアフメット・トゥージュ日本支社長が「日本に着任してから2年の間、ずっと『大阪線はいつ復活するのか』とご質問をいただいていた。ターキッシュエアラインズは日本とトルコの架け橋となる会社。コロナ禍も(首都圏発着の)日本路線は運休せず、コロナ後に最速でリスタートできた。トルコの旅やターキッシュエアラインズを日本でもっと広めたい」と話した。
続いて、在名古屋トルコ共和国総領事館のダムラ・ギュミュシュカヤ総領事が、1924年の両国間の外交樹立、1890年のエルトゥールル号遭難事件の際の救援活動、1985年のTK機がイラン在住の日本人を救出した史実などを紹介。現在も二国間貿易が盛んで、来年開催の大阪・関西万博でのトルコ共和国パビリオンで、さらに貿易や投資などが活性化する期待感などを述べた。エルトゥールル号遭難事件の現場となった和歌山県串本町の田嶋勝正町長も「トルコ人を救ったのは我々の誇り。町内にトルコ記念館や慰霊碑もあり、ぜひ一度訪れてほしい」など観光面でもアピール。さらに、TKのビジネスクラス往復航空券が当たる抽選会、立食ブッフェではトルコゆかりの料理やトルコの代表的スイーツのバクラヴァなども振る舞われた。
大阪・関西万博のトルコ共和国パビリオンを紹介する動画も、この日初公開。TKでは、新しいビジネスクラス「クリスタル・ビジネスクラス・スイート」が今後日本路線にも順次導入予定で、1―2―1のシート配列、全席スライド式の扉付きでプライベート感が重視された座席で世界的に注目を集めている。この座席はトルコ共和国パビリオンで、日本初公開で展示される予定だ。
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