京都・湯の花温泉「松園荘保津川亭」にダイニングバーと本格バーがオープン
10/08/11
京都・湯の花温泉の「松園荘 保津川亭」はこのほど、館内に「ダイニングバー遊亀」と「Bar MATSU」をオープンさせた。投資額は約3億円で、大浴場だった場所を改装し、個人客向けの食事処、地元客の宴会やパーティーに利用してもらおうと設けた。
ダイニングバー遊亀は40席で、入ってすぐ右手に6席のカウンターを設け、奥に専用の厨房を併設。会席や割烹料理といった和食のほか、イタリアンやフレンチなど多彩な料理を提供する方針だ。バースペースの一角には暖炉を備えているが、暖房用ではなく調度品として位置づけ、ゆったりとしたソファーを置くことでくつろぎの空間を演出した。
Bar MATSUは、イタリア産のワインに特化した本格的なバーで、ソムリエ1人が常駐。10席あるカウンターのハイチェストからは日本庭園を眺めることができる。カウンターとイスは竹を用いたオリジナル。スパークリングワインや赤、白をそれぞれ3種類、イタリアワインも5種類そろえている。
また、これまで湯上り処だった場所はライブラリーとして改装し、京の町家をイメージした内装に仕上げた。
ダイニングバーの上の階は女性用脱衣場だったが、2分割可能な和室宴会場を設けた。掘りごたつ式で12人を収容できる。男性用脱衣場だった場所は、洋風の個室3室に改装。和の素材を使い、間接照明で和モダンな雰囲気を演出している。
奥村昌伸取締役は「ダイニングバー遊亀とBar MATSUは、基本的には個人のお客様向けの施設ですが、宿泊客限定の施設ではありません。地元客や法人利用など外来客をどんどん取り込んでいきたい」と話している。