星野リゾート、中国・北京にインバウンド事業の拠点開設
10/08/25
星野リゾート(星野佳路社長)は7月、中国北京事務所を開設した。個人観光ビザの発給要件が大幅に緩和された中国人観光客誘致の拠点になる。同社が海外に事務所を設けるのは初めて。
北京事務所は、中国市場に対するブランディングや広報、営業活動のほか中国国内の観光産業の調査などを担う。所長には中国出身で、同社のインバウンド事業に携わってきた韓美花(かんびか)さんが就いた。北海道のアルファリゾート・トマムや福島県のアルツ磐梯と裏磐梯猫魔スキー場など、同社グループのスキー・ウインターリゾートを中心にセールスプロモーションを行っている。すでに、アルファリゾート・トマムの今年7月単月の中国人客数は前年の約100人から1300人程度と大幅に増加した。
また、星のや軽井沢、星のや京都などを目的地とした富裕層を対象にした取り組みや、三重県のタラサ志摩や長野県のホテルブレストンコートといったグループ施設でのブライダル需要も開拓する。