「固定資産税の評価見直し」 全旅連青年部・民主党議員囲む会で政府関係者が意欲
10/10/05
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部(全旅連青年部、井上善博部長=福岡県原鶴温泉・六峰舘)は9月14日、臨時総会後に全旅連青年部首都圏ブロックと合同で「民主党議員を囲む若手旅館経営者の会」を開いた。会には前原誠司・国土交通大臣(当時)も出席し「民主党は引き続き観光に力を入れていきます」などとあいさつした。衆参議員80人が参加した。
また、溝畑宏・観光庁長官は「大臣はじめ議員の皆さんの力を借りて、この秋に、なんとしても固定資産税の評価の見直しを実現させたい」と話し、大きな拍手を浴びていた。
当日は次期青年部長選挙とほぼ同時刻に民主党代表選挙の投開票が行われており、前原大臣はじめ民主党議員は代表選直後のあわただしい時間を縫って若手旅館経営者との集いに出席した。前原大臣は会場に数十分とどまり、写真撮影などに応じていた。
全旅連青年部は当日の午前中、衆参議員会館に地元国会議員を訪ね、NHK受信料のBBC方式の採用や、固定資産税の評価の見直しを陳情して回り、囲む会への出席も依頼していた。
会場で議員の案内を終えた青年部員からは「同日に民主党の代表選があり、どれだけ参加していただけるか心配していましたが、大臣にも出席していただきほっとしました。今後も旅館業界の要望を政治にぶつけていきたい」と話していた。