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南海電鉄Gが「フレイザーレジデンス南海大阪」開業 サービスアパートメント業に参入

10/10/06

南海電鉄グループは大阪市浪速区の旧・ホテル南海なんば跡地に10月5日、サービスアパートメント「フレイザーレジデンス南海大阪」を開業した。サービスアパートメントはシティホテル並のサービスとアパートメントの居住性の高さを兼ね備えた中長期滞在型の宿泊施設。同グループが手がける新業態で、世界的なブランドとの提携により難波から世界に情報発信し、地域活性化につなげていきたい考えだ。

フレイザーレジデンス南海大阪は「"泊まる"から"住まう"」をコンセプトに、地上13階建て、延べ床面積約7670平方メートル。客室は広さ約28-77平方メートルで、ツイン、ダブルのほか、リビング付きで1ベッドルームと2ベッドルームタイプを備える。計114室あり、全室にキッチン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、アイロンなど家電機器を備えているのが特徴。付帯施設として、ジム、サウナ、ゲストラウンジも。また1階に飲食施設のスペインバルがテナントとして入居し、朝食提供など宿泊客へのサービスも行う。

中長期滞在型施設とはいえ、1泊利用も可能で、宿泊料金は1泊2万8600円(税サ込み)から、1カ月は29万円(同)から。

同グループの南海土地創造が経営し、サービスアパートメントの世界的なブランドを有するフレイザーホスピタリー社が運営する。同社はシンガポールを拠点に、今回の大阪を含めて世界35軒のサービスアパートメントを展開している。

杉山靖子総支配人は「国内外からのビジネスや観光客の取り込みはもちろん、SOHOをはじめ引っ越しや建て替えなど多様な利用が考えられます。それら新たなニーズを顕在化し、市場を創りあげていく作業をすすめていかなくてはと考えています」。年間客室稼働率約60%、年間利用客数約7万人、年間売上げは約4-5億円を目標としている。

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