４－６月は９５００万人泊　観光庁・宿泊旅行統計調査

観光庁はこのほど、２０１０年第２四半期（４―６月）の宿泊旅行統計調査結果を発表した。延べ宿泊者数は９５１１万人泊で、このうち外国人は７０１万人泊。宿泊者数に占める割合は７．４％だった。国籍別では中国、韓国、台湾の順に多く、上位３カ国で全体の４割超を占めた。

同一施設の１人当たりの平均宿泊数は１．29泊。外国人は１．53泊とやや長い。都道府県別では沖縄県１．60泊、東京都１．48泊、京都府１．46泊の順に長く、第１四半期と順位に変化はない。外国人は埼玉県２．26泊、京都府２．19泊、東京都２．05泊の順。

全国平均の客室稼働率は旅館29．２％、リゾートホテル43．２％、ビジネスホテル58．７％、シティホテル69．４％、会社・団体の宿泊所26．９％。旅館は神奈川42．５％、リゾートホテルは千葉県65．５％、ビジネスホテルは奈良県86．４％、シティホテルも奈良県86．８％、会社・団体の宿泊所も奈良県63．７％がそれぞれトップ。

なお、今回の調査から全国の旅館ホテル、簡易宿所など全宿泊施設が調査対象になった。これまでは従業員数10人以上の施設が対象だった。そのため、前回までの結果とは単純に比較できない。