京都府旅館青年部、創立40周年で記念式典

京都府旅館生活衛生同業組合青年部会（奥村昌信部長＝湯の花温泉・松園荘）はこのほど、京都市中京区のホテルモントレ京都で「創立40周年記念式典」を開いた。

奥村部長は「40周年を迎えることができたのは多くの先輩諸兄、親会の皆さま、そして行政をはじめとする多くの関係諸氏の情熱の賜物」とあいさつ。また「先輩からつないでいただいた京都府青年部の伝統を継承しつつ、時代の変化に即応し仲間を大切にしながら業界発展にチャレンジしたい」と抱負を述べた。

衆議院議員の伊吹文明氏は「２０００年の特消税撤廃は、当時の青年部が活動部隊となって成し遂げたものだ」と語り、青年部のパワーの重要性を訴えた。

このあと京都府旅館生活衛生同業組合の山本忠彦理事長、全旅連青年部の井上善博部長、全旅連青年部近畿ブロックの砂金伸和ブロック長がそれぞれの立場であいさつを述べた。続いて京都府旅館青年部会の歴代の部長が壇上に上がり、部長当時の取り組みなどを振り返り、充実した青年部時代を過ごしたことを紹介した。

式典のあとに行われた講演会は、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三氏が「観光立国時代における京都観光の未来」を演題に講演。「観光地は人数ではなく質が問われる時代になっている」ことを指摘し、「観光に携わる人材の育成こそ、現在最も取り組まなければならないことだ」と話した。