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東北地方太平洋沖地震・避難住民1500人が宿泊 栃木・那須温泉

11/03/18

栃木県那須町の那須温泉旅館協同組合が福島県からの避難住民を積極的に受け入れている。

栃木県最北端の那須町は、福島県白河市に隣接する。原発事故による屋内退避指示が出ている福島県沿岸のいわき市とは約120キロの距離。

組合では15日から避難住民の宿泊受け入れを始めた。組合旅館34軒のうち、地震で建物や備品の損傷が軽微だったり、重油など燃料を確保できた10軒から始め、17日には19軒へとほぼ倍増。避難住民の宿泊人数は15日600人、16日700人、17日には1500人まで増えている。

宿泊受け入れは避難元の市町村などからの依頼ではなく、避難住民が個々に行っている。暖房があり、簡単な食事も提供され、料金は5千―8千円程度に抑えている。同組合のほか、旅館で直接受け付けている。

同組合では、「直接車で来て宿泊先を求める人や、なじみの宿を直接訪れる人もいるようです。幼児連れやお年寄り連れと、利用者はさまざまです。家族を呼び寄せ連泊する人も多いようです」と話している。

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