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【東日本大震災】日観連、被災地域の施設にアンケート 営業状況まとめる

11/04/01

日本観光旅館連盟(近兼孝休会長)は3月24日、東日本大震災で被災した青森、岩手、宮城、福島、茨城県内の会員施設に緊急アンケートを行った。震災後の影響について尋ねた。調査結果のうち営業状況については、ホームページ「やど日本」に反映、会員施設ごとに公開している。

アンケートは被災地域の5県231会員施設を対象に実施。そのうち、3月30日までに167施設から回答があり、営業中は96施設、休業中は56施設だった。ファクスが送信できず連絡がつかない施設は15軒あった。

休業中の施設には、建物が損壊するなどし物理的に営業ができないところのほか、ボイラー用の重軽油など燃料、食材が入手困難で閉館している施設もある。また、福島第一原子力発電所の事故、旅行自粛の影響から予約キャンセルが相次ぎやむを得ず休業している会員、営業中であっても事実上「開店休業」状態に陥っている施設も少なくない。

日観連では、アンケートをベースに5県内の会員施設営業状況を「やど日本」で公開。各施設の「基本情報」にある「休業期間」欄に、震災の影響についてと題し営業状況を記載している。「宿を予約する際に事前にご確認のうえ、ご利用していただくことを期待しています」としている。

やど日本のURLは、http://www.nikkanren.or.jp/

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