【東日本大震災】全旅連会長 被災県を訪問し激励
11/04/19
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)の佐藤信幸会長(山形県かみのやま温泉・日本の宿古窯)と野澤幸司・常務理事(新潟県湯田上温泉・ホテル小柳)は4月6~8日、東日本大震災で大きな被害を受けた茨城県、福島県、宮城県、岩手県の旅館組合を訪問。各県理事長から被災状況や営業状況、宿泊キャンセルに伴う損害などについて説明を受けたほか、復興に向けての要望などについて意見を交換した。
当該県の旅館ホテルでは東日本大震災以降、宿泊予約キャンセルが相次いでいるほか、福島第一原発事故の影響で新しい予約も入らないなど厳しい経営状態が続いている。
佐藤会長は、政府に対し金融面での支援や風評被害の払拭を求めていくなど、全旅連として組合員の救済策実現に全力をあげることを約束。また、新潟県で2004年、07年と3年間に2度の震災(新潟県中越地震、新潟県中越沖地震)を経験した野澤・全旅連常務理事は、新潟県の旅館ホテルや観光業界が震災から復興までにたどったプロセスを伝えるなど、地域の再生に向けて助言した。