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新部長に高橋さん(雪国の宿高半)が就任 新潟県旅館組合青年部

11/05/31

新潟県旅館組合青年部(86人)は5月12日、三条市の諸橋轍次記念館で2011年度総会を開き、新部長に高橋五輪夫さん(湯沢温泉・雪国の宿高半)を選出した。

大竹啓五部長(三条市越後長野温泉・嵐渓荘)は退任のあいさつで「震災以降、3月は予約のキャンセル、4月は新しい予約が入らず、ゴールデンウイークは間際の予約がずいぶんありました。ただ、以降が不安です。新潟県青年部で日本復興宿泊プランを企画しました。旅館業は人々を癒す社会的な意義がある商売です。くじけない気持ちで前に進みましょう」と訴えた。

前期、新潟県青年部では新潟ライスボウルめぐりの専用ウェブサイトを開設したほか、インバウンドの受け入れ対策としてニュージーランド視察などを実施してきた。

また、震災後は宿泊需要を喚起しようと震災復興宿泊プランを発売。1泊2食で6800円、9800円、1万2800円の3タイプで、期間は7月15日まで。新潟県旅館組合の252軒が参加している。

今期は全旅連青年部本部と同じ名称の委員会を新設した。観光連携委員会とドリーム旅館プロジェクト委員会の2つで、いずれも本部の委員長を新潟出身の部員が務めており、新潟県では担当副部長の立場で事業を推進する。全旅連の活動を直接新潟県の活動に反映させるのが狙い。

ドリーム旅館プロジェクト委員会では、夏場の節電や計画停電の実施が懸念されるなか、旅館で電力の15%ピークカットを目指すだけでなく、自宅を離れ旅行に出かけることが電力のピークカットにつながることをアピールできる宿泊プランの開発にも取り組む。夏場の電力需要のピークは14―15時とされる。

高橋新部長は「過去、大きな震災が団体から個人への旅行形態の変化や、リアルエージェントからネットエージェントへのシフトのきっかけになったことがあります。新たな消費動向などの変化に対応しながらがんばりたい。アイデアと行動力を貸してほしい」と呼びかけた。

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