"下呂力"で誘客促進 下呂温泉旅館組合が新年総会/岐阜
12/02/13
岐阜県・下呂温泉旅館協同組合(瀧多賀男理事長=水明館)は1月24日、山形屋で新年総会を開き、150人が出席した。
瀧理事長は、昨年を振り返って「東日本大震災の影響で下呂温泉も予約キャンセルが相次いだが、特別宿泊プランなどを実施したこともあり、5月以降は前年対比で増加に転じた」と述べたあと、観光客が少なくなる冬場の対策強化の必要性を訴えた。
また、「下呂温泉は泉質もよく、下呂にしかない素材もたくさんある。"下呂力"を打ち出したい」と語り、大阪から特急列車「ワイドビューひだ」を1本走らせて高山線を活性化させたい考えを示した。
このあと岐阜県飛騨振興局の河内宏彦局長が祝辞を述べたあと、下呂市の野村誠市長が「入湯税を財源としてまちづくりを進めるとともに、防災面での整備も行っていく必要がある」と語り、協力を求めた。
続いて永年勤続従業員表彰では、5年から35年まで勤めた129人が表彰された。
下呂温泉では昨年、東日本大震災被災者受入れ、第53回旅と温泉展、温泉感謝祭、謝肉祭2011秋などのイベントを実施した。