梅雨逆手に宿泊プラン 松江と石垣島の旅館ホテル、降水量割引や無料宿泊券
12/06/08
1年のうちでも旅行需要が大きく落ち込む6月。その理由は、天候が安定しない「梅雨」であることも要因の一つだろう。いよいよ西日本から梅雨入り宣言も出だした。だからと言って手をこまねいているわけにはいかない。梅雨を逆手にとって誘客する手段もあってしかるべき―。
そんな宿泊プランを島根県・松江しんじ湖温泉の旅館「てんてん手毬」と沖縄県・石垣島の「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート」が打ち出している。
両館に共通しているのは、宿泊時に降雨があると降水雨量に応じて宿泊料金を割り引いたり、無料宿泊券などの特典を用意していること。
てんてん手毬の場合は6―7月の平日、「降水量を割り引きます!『縁雫(えにしずく)で宿泊割引』」と題して、1時間当たりの最大降水量が10ミリだったとしたら、宿泊料金をそのまま10%割り引くというもの。出雲ならではの縁結びにちなみ命名し、昨年から始めた。昨年は21組が利用し、最大32%の割引があった。
両館とも梅雨ならではの閑散期対策プランとして定着を目論む。