今年の夕陽サミットは長崎県西海市 夕陽と語らいの宿ネットが総会で決定
12/06/14
夕陽と語らいの宿ネットワーク(岸本一郎会長=滋賀県長浜市・浜湖月)は5月30日、大阪市内で2012年度総会を開いた。第10回全国夕陽サミットを10月8日、長崎県西海市のホテル咲都で実施することを決めた。
冒頭あいさつした浅野謙一副会長(新潟県瀬波温泉・夕映えの宿汐美荘)は「夕陽サミットも今年で10回目を迎えることになりました。節目となるサミットとして、対外的なアピールを高めることを始めたい。皆さんで審議いただきたい」と述べた。
夕陽と語らいの宿ネットワークは、夕陽を生かした宿づくり、地域づくりに取り組む全国の旅館ホテル27施設で構成。日本唯一の夕陽評論家で俳優の油井昌由樹さんを顧問に、地域振興に取り組む識者や活動家も特別会員として名を連ね、ネットワーク力と夕陽による地域の活性化を目指している。
全国夕陽サミットは2002年、同ネットワークが所在する市町村で毎年巡回開催。開催地の地域特性と夕陽を結びつけたテーマを設定し、まちづくりの機運向上のきっかけを標ぼうする。
第10回サミットが開催されるホテル咲都は、北緯33度0分が通る本州最西端に建つ。東シナ海を真っ赤に染める夕陽が自慢の宿だ。
同ホテルの山下三男社長は「自慢の夕陽と食で皆さん、来場者をもてなしたい。九州初の開催なので、ぜひ成功するよう準備を進めたい」と抱負を述べた。
総会では、第10回を機に、夕陽を生かした地域づくりを進める個人・団体を顕彰する賞を創設することや、夕陽サミット開催地を示すプレートを作成することなどを決めた。
また、ネットワークのホームページを刷新し開設することや、スタンプラリー形式の相互送客のについて研究を始めることなども決めた。