宿泊増売を推進 JTB旅ホ連西日本、課題検討プロジェクトも
JTB旅ホ連西日本支部連合会(929会員、中田力会長=梅樽温泉ホテルシーモア)はこのほど、岡山市内のホテルで2012年度通常総会を開いた。
今年度の事業として、(1)JTBグループ各社と強固な連携による宿泊増売の推進(2)「新・旅百話」「やどこむ」による地域の観光素材情報の積極的な発信(3)人材育成の推進―などとしたほか、JTB旅ホ連共済の加入率60%、加入員拡大8392人を目指すことを確認した。
中田会長は「より効果的な旅ホ連活動を推進するため、中期課題検討プロジェクトを立ち上げた」と述べ、協力を求めた。
総会ではいずれの議案も承認された。JTB旅ホ連への「2012年度4つのお願い」として、(1)付加価値型手配旅行「JTBセレクト」への参画率70%以上(2)Yahoo! トラベルサイトにおける最安値率60%以上(3)るるぶトラベル施設プラン登録率70%以上、プラン販売率90%以上(4)JTBホームページに新設される新旅百話への情報提供および「やどだより・まちだより」の投稿率アップを依頼した。
JTBグループ本社執行役員の大谷恭久・旅行事業本部長は「次の百年をお客様の笑顔とともに歩んで成長し、繁栄するために強固の連携を図りたい」とし、国内旅行の改革や店頭コンサルティングの強化、観光政策室の設立に取り組む考えを披露した。
日比野健名誉会長(JTB西日本社長)は11年度の宿泊券販売は708億3千万円、対前年比107%だったことに関し「震災の影響により中部以西で目標を達成するということで、具体的な実践を行った結果、何とか本社の期待に応えることができた」と語った。
また、12年度の宿泊券販売は108%の716億円を目標に掲げ「到達できるよう頑張りたい」と意気込みを示した。
i.JTB常務取締役の平野利晃販売本部長は12年度インターネットの宿泊券販売について「旅行業とインターネット販売の共存共栄を行い、宿泊券増売に努力したい」と語った。