「事後カード決済」、8月からの取消料引き落としを検討 楽天トラベルと全旅連が協議
12/06/21
全旅連はこのほど、「事後カード決済制度」について楽天トラベルと2回目の協議会を開いた。席上、楽天トラベル側は8月をめどに「事後カード決済制度」でもキャンセル料が引き落とせるようにすることを検討するとした。
事後カード決済制度については当初、キャンセル料を引き落としできないようになっており、旅館側が「キャンセルを助長する」として、楽天トラベルに強く抗議していた。
第2回協議会には、全旅連からは佐藤信幸会長や大木正治会長代行、総務委員会の宮村耕資委員長、青年部の横山公大部長らが出席し、楽天トラベルの岡武公士社長らと話し合った。
その中で楽天側は、8月をめどに事後カード決済についてもカードからキャンセル料を引き落とせるようシステム変更を行うことを検討するとした。それに対し、全旅連側は早期改善は大きな成果と評した。
ただしキャンセル料が実際に引き落とされる前に、お客側の同意は必要になる。そのための具体は現時点で未確定で、全旅連では次回7月以降の協議会で引き続き注視していきたいとしている。
また、システム改善とともに楽天トラベルのユーザー向けページの是正についても、従前の「キャンセル料は支払わなくてよい」というような誤解を招く表現にならないよう注視するとしている。