ホテルセイリュウ開業10周年 200人出席し祝賀会/大阪
14/01/28
大阪府東大阪市のホテルセイリュウを運営する石切ゆめ倶楽部(土方啓詔社長)はこのほど、同ホテル開業10周年記念祝賀会を開き、関係者200人が出席した。
同ホテルは、2003年に前運営会社が自己破産を申請し従業員買収(EBO)で再建。以来、「100人いれば100人全員が社長」(土方社長)をポリシーとして自主性を重んじた会社運営を行っている。近年では地元との結びつきを深め、一般社団法人大阪モノづくり観光推進協会を立ち上げて、修学旅行を中心に年間5千人を超えるお客に東大阪のモノづくりを体験してもらっている。
土方社長は、この10年を振り返り「人の温かみがあったからこそ、頑張ってこられた。次の10年に向かって居心地のいいホテルに進化すべく社員一同頑張っていくので、ご支援を」と話した。
大阪商工信用金庫の片桐陽会長は、10年前を振り返り「社長経験のない人がリーダーになって再建するというので、正直支援を考えた。しかし担当する若手職員から会長は日ごろより『地域の人に愛され世の中の役に立とうとする人を応援するのが銀行』だと言っているではないかと説得され、土方社長と会うことになった。この人なら大丈夫だと思って今日に至っている。志の高い経営の実証的モデルとして今後も支援していきたい」と話した。
このあと大阪府議会の宗清皇一議員が「大阪府、東大阪の地域活性化に大きく貢献していただいている。さらに地元に愛されるホテルとして頑張ってほしい」と述べ、JTB西日本の高橋広行社長、東大阪市の野田義和市長のメッセージが披露された。