コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーションを見学
4月2日、銀座と日本橋を結ぶ中央通りに「コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション」がオープンする。メディアを対象にした内覧会が3月25日に行われた。
ホテルは森トラストのオフィスビル、京橋トラストタワー(地上21階)の1-4階部分にオープンする。森トラストが所有し、森トラスト・ホテルズ&リゾーツが運営する。
客室150室のほか、1階にカジュアルなカフェとレストラン、オープンテラス席も設けた。
フロントは4階に置いた。通常、ロビーラウンジと呼ばれるフロントまわりのパブリックを、ここではライブラリーバーと呼ぶ。ソファーのほか大きなテーブル席もあり、宿泊客が読書をしたり、ミーティングスペースとしても使える共有ラウンジとしての機能を持たせているそうだ。
ライブラリーバーから客室に向かうとチェックイン・アウトの自動精算機があった。アプリをダウンロードすると、スマホをルームキーとして使え、機械で自動精算もできる。
客室の広さは16-33平方メートル。「架空のアパルトマンの住人」であるクリエーター、エディター、フォトグラファー、キュレーターのライフスタイルをイメージにデザインした4タイプある。各職業と客室デザインの関係性は見学だけではよく分からなかった。
客室からは時間貸し駐車場や再開発ビルの工事現場が見えた。低層階ということもあり、窓も小さめで眺めは期待できないようだ。中央通りに面した客室の窓には開業日を知らせるカラーボードが貼ってあって、残念ながら内覧会では景色は見えなかった。
料金は2人の利用で16平方メートルの客室を除き、3万5千円から。
1階のカフェとレストランはガラス面が広く、それぞれテラス席があった。中央通りの歩道と施設に一体感があって、京橋エリアの街の表情を楽しいものにしていて好印象だった。
いずれもホテル直営で、カフェ「GGGCo.」は東京マリオットホテルに次いで2カ所目の出店。店内で焼き上げるベーカリーと上質なエスプレッソを売りにする。
レストラン「LAVAROCK」は溶岩石の意味。溶岩石を使ったグリル機で調理するグリル料理を中心にワインやビールを椅子席やスタンディングで楽しんでもらう。カジュアルに利用してもらおおうとランチには千円以下のメニューも用意した。
初ブランドのレストランで、今後新設するホテルでの展開も視野に入れる。