社員を山陰海岸ジオパーク公認ガイドに 湯村温泉・朝野家/兵庫
14/10/03
兵庫県・湯村温泉の朝野家(朝野泰昌社長)では、社員が山陰海岸ジオパークの公認ガイドの資格を取り、お客を案内できるスペシャリストとして育成中だ。
貴重な地質遺産を含む自然公園のことをジオパークと呼ぶが、湯村温泉や玄武洞、立岩、鳥取砂丘などのエリアが「山陰海岸ジオパーク」。
朝野社長は「ジオパークという自然の財産を地域に持ちながら、公認ガイドの資格を持っているのは私だけなんです。私が出張で外へ出てしまうと、案内できる者がいなくなってしまうのは非効率です。そこで40人いる社員のほとんどに公認ガイドの資格を取ってもらおうと思っています」。
公認ガイドになるには接遇やマナー、自然公園法、リスクマネジメントの保険の仕組みなどを講習で学ぶ必要がある。「地域のこと、湯村温泉のことも知らなくてはいけませんので、温泉街のガイドもできるようになるんです」。
朝野家ではすでに10人以上の宿泊予約客には、無料で湯村温泉のガイドを行っており、社員の公認ガイドの取得により、広く地域のアピールを行っていく方針だ。