渋温泉・さかえやが栄冠 全旅連青年部・第2回旅館甲子園
15/03/11
全旅連青年部(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部、1400部員、山口敦史部長=山形県天童温泉・ほほえみの宿滝の湯)は2月18日、東京・有明の東京ビッグサイトで、第2回「旅館甲子園」を開いた。審査員による審査や会場からの投票により、若手経営者と若いスタッフたちが日本一輝いている旅館ホテルには、長野県渋温泉・春蘭の宿さかえやが選ばれた。
一次、二次予選を通過しファイナリストとして旅館甲子園に出場したのは宮城県青根温泉・山景の宿流辿、長野県渋温泉・春蘭の宿さかえや、群馬県伊香保温泉・ホテル松本楼、高知市・やすらぎに舞う夢の館土佐御苑、徳島県大歩危祖谷温泉郷・峡谷の湯宿大歩危峡まんなかの5施設。
経営者とスタッフが、ビデオの上映やステージ上でのパフォーマンス、プレゼンテーションを通じて仕事ぶりを紹介し、働き甲斐や地域への貢献を競った。優勝した春蘭の宿さかえやは、身体障害者の雇用や不登校の学生を対象とした職務体験の実施などに取り組んできた。
旅館甲子園は居酒屋甲子園に倣い、日本一輝いている旅館を決めるイベントとして、昨年、初めて開いた。
旅館甲子園の前には都道府県部長会が開かれ、東京ビッグサイトで開催中の国際ホテル・レストラン・ショーの出展企業10社による商品およびサービスの説明会が行われた。調理の手間を省くみそ汁サーバーやWiFi機能を搭載した自動販売機、イタリアから日本初上陸のデザイン性に優れた照明器具などを各企業の担当者が紹介した。