「集大成の３期目に」　全旅連シルバースターが総会、多田部会長が抱負

全旅連シルバースター部会（８２１軒、多田計介部会長＝石川県和倉温泉・ゆけむりの宿美湾荘）は７月２日、東京・平河町の都道府県会館で２０１５年度総会を開いた。役員改選では３期目となる多田部会長を再任した。

総会には来賓として、６月の全旅連全国大会で新しい会長に就任したばかりの北原茂樹会長（京都市・旅館こうろ）が出席。北原会長はあいさつで「高齢化社会における旅館ホテルの施設とソフトづくりで、シルバースター部会の果たす役割は大きく、活動に感謝しています。今期は感染症対策もお願いしたい。感染症が発生した場合の営業停止等行政処分の見直しも課題だと思っています。旅館ホテル業界の社会的地位向上のための尽力に期待しています」などと話した。

多田部会長は「３期目ということで集大成として一生懸命やります」と抱負を述べた。

15年度は、楽天トラベルと連携したネット集客の推進、シルバースター登録の拡大、旅館の危機管理全般の推進などに取り組む。

総会後に研修会が行われ、郵船クルーズアスカクラブの幡野保裕会長が、「飛鳥のホスピタリティとクルーズの魅力」と題して講演した。