地域振興を柱に JTB旅ホ連、今年度は着地型やMICE推進
15/08/10
JTB協定旅館ホテル連盟(福田朋英会長=群馬県伊香保温泉・福一)はこのほど、石川県金沢市内で2015年度通常総会を開き、地域振興に積極的に関わっていくことを新たに事業の柱に据えることを決めた。
15年度は基本テーマを「活発な支部活動、魅力ある地域づくり」とし、国が推進する観光立国と地方創生に連動させた事業を推進する。そのためこれまでの宿泊増売、人材育成、組織強化と合わせて「地域振興・観光振興」を加えた4つを柱とした。
新たに設けた地域振興・観光振興は(1)地域交流事業の支援(2)JTBとの連携による着地型商品の開発・告知宣伝販売(3)JTBとの連携による外国人旅行者の受入体制整備(4)温泉MICE、リゾートMICEの取り組みを行っていく。
福田会長は「旅ホ連の原点は宿泊増売と人材育成、共済。これは旅ホ連設立時から脈々と伝わっている。記念すべき60回目となる今総会を迎え、この原点を大事にして事業を推進していきたい」と話し、会員に協力を求めた。
JTBの髙橋広行社長は、リアル、ウェブなどJTBの持つチャネルをすべて駆使して長年の悲願であった4千億円の宿泊販売を達成したことを報告。
今年度については「さらなる高みを目指して販売目標を前年比3.6%の増の4200億円とした」と話した。