西表島に新温泉 ラ・ティーダリゾート/沖縄
15/12/03
南風見観光が運営する「ラ・ティーダ西表リゾート」(竹富町西表島)に2016年春、温泉施設がオープンする。夏から掘削を進め、このほど地下15メートルから31度の温泉の採取に成功した。日本最南端・最西端の温泉施設としてアピールする。
波照間島を望むロケーションに、沖縄の古民家をイメージした温泉施設「カムパネルラ」を建設する。宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」でカムパネルラが旅する最終駅が南十字星。西表島からは南十字星が見える。日帰り入浴も受け入れる。
同社は西表島のほか、石垣島でラ・ティーダ石垣リゾート、青森県十和田市で谷地温泉を運営する。11月16日、東京・市ヶ谷で開いた説明会では今年、伊東園ホテルズから取得した秘湯の宿、谷地温泉の冬季営業方針などについても説明した。この冬はJR青森駅と谷地温泉に毎日1便送迎バスを運行する。
齋藤工社長は「奥入瀬、八甲田、十和田、谷地温泉の冬観光を再生したい。谷地温泉までの雪の回廊や旅館に現れるテンを見にきていただきたい」。