厚労省の指定運動療法施設に 下呂・水明館の運動施設/岐阜
16/08/09
岐阜県下呂温泉の水明館(瀧康洋社長)にあるスポーツ施設「すいめいヘルスクラブ」がこのほど、厚生労働省から指定運動療法施設として認定された。岐阜県内での認定は4カ所目で、旅館ホテルでは初めて。
指定運動療法施設とは医師の処方箋に基づいた運動指導が行える環境や人材、設備が整った施設で、施設利用に伴う費用は医療費控除の対象になる。
今回の認定は高血圧や糖尿病など生活習慣病患者が対象。クラブと提携する医師の診察を受けて交付された処方箋をクラブに提出し、健康運動指導士が作成したプログラムに沿ってプールやジムで運動療法に取り組む。
費用は通常の医療費や入院費に合算できて、年間10万円を超えると医療費控除の対象になる。
すいめいヘルスクラブは25メートル×5コースの温泉プール、各種運動機器や測定器を備えた85平方メートルのトレーニングジムを備え、健康運動指導士ら5人のスタッフが約500人の会員を指導。2005年には厚労省から運動型健康増進施設に認定されている。
瀧社長は「少子高齢化の現在、国民の健康志向が高まっている中、微力ながら医療費削減に貢献できれば」としている。