次期部長に鈴木副部長(奥津荘)を選任 全旅連青年部
全旅連青年部(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会青年部、西村総一郎副部長、兵庫県城崎温泉・西村屋)は9月26日、東京・平河町の都道府県会館で臨時総会を開き、次期部長(第24代)に鈴木治彦副部長(40歳、岡山県奥津温泉・名泉鍵湯奥津荘)を選任した。任期は2019―20年度の1期2年。岡山県からは2人目の全国部長になる。
鈴木次期青年部長は05年度から連続7期全旅連青年部に出向、委員長やブロック長を歴任し、今期は政策担当副部長として西村青年部長を支えてきた。
総会での所信表明では、自身が8室の旅館経営者だと改めて紹介しながら「青年部では、多くは小規模施設を経営しています。こうした仲間と歩んでいきたい」と思いを語った。
20年の東京オリンピック・パラリンピック開催年の全国部長となるが「21年以降を注視していく。どう準備するかが問われています。未来の宿泊業、観光業をどうデザインするか。語り合う機会を多く持ちたい」と、観光にとっても大きな節目となる東京オリ・パラ後に視線を向けた。
また、任期中の具体的な活動としては「新たな枠組みでの外国人就労制度が始まりますが、旅館ホテルが日本人の憧れの職場になることも目指したい。未来への投資として、旅行回数が減っている若い人が旅行に戻ってくるような事業も展開したい」と、人手不足対策と未来への投資を抱負として挙げた。
最後は「2年間、全身全霊で、新しい時代に向け挑戦します」と決意表明で締め括った。
西村青年部長は、「19年のラグビーワールドカップ日本大会、20年の東京オリ・パラを、10年後、20年後に資する契機としていただきたい。新しいリーダーを力強く送り出したい」と、エールを送った。
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