楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

適法と確認できない民泊は16% 観光庁、民泊新法で4万軒を調査

19/02/18

観光庁は2月1日、住宅宿泊事業法(民泊新法)の2018年9月30日時点における、登録住宅宿泊仲介業者など55社の物件の適法性についてまとめた。取扱件数は6月15日の新法施行時の前回調査から59.9%増(1万6666件増)の4万1604件で、そのうち適法と確認できなかった物件は6585件、全体の約16%。前回調査時より約4ポイント改善した。

適法性の調査については、調査時点での登録住宅宿泊仲介業者や届出住宅の取扱がある旅行会社に対し、取扱い物件について提出を求め、所管の自治体が確認する。

適法でない物件とは、「(1)違法認定あり・削除対象」「(2)適法性の確認不可・再報告対象」と指摘されたもの。(1)は2232件で全体の5%、(2)は4353件で全体の11%だった。違法認定、適法と確認できなかった理由は、「事業者の氏名などが異なっているもの」が37%、「所在地が異なっているもの」が28%、「施設名称が異なっているもの」が22%、「届出番号が異なっているもの」が12%など。

観光庁は、「違法認定あり・削除対象」の物件は削除、「適法性の確認不可・再報告対象」の物件は正しい情報に修正されないものを削除するよう、住宅宿泊仲介業者などに対し指導した。

次回は3月31日時点の掲載物件について調査を行う。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
個性全開、輝き増す山陰紀行・島根鳥取西部編

島根県では美肌県を前面に、2023年に高視聴率を記録したテレビドラマ「VIVANT」のロケ...

個性全開、輝き増す山陰紀行・鳥取東部三朝編

「蟹取県」「星取県」に続き、辰年の今年は「とっとリュウ県」―。県の形が龍に見える?ことから...

「光る君へ」稀代の女流作家の足跡求め・滋賀大津

後世に深く濃く語り継がれる名作を描いた女流作家は、混沌とする世の中を、愛を持って駆け抜けた...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ