楽しく読めて ときどき役に立つ観光・旅行専門紙「トラベルニュースat」

個人旅行客への対応強化し改修オープン 富山県・金太郎温泉

19/07/11

富山県魚津市の「金太郎温泉」は2019年6月21日、全客室の半数に相当する40室をリニューアルおよびリフレッシュなどを終えグランドオープン。合わせてコンセプトダイニング「菜波(なば)」を会食会場として新設。個人旅行客への対応を強化した。

今回の計画は、個人客の増加とともに高まっているベッド希望の需要に応えるため「畳文化を残した合理的な部屋づくり」が目的。そのため改修した客室は和風ツイン仕様とし、布団敷きなど客室内でのサービスやセッティング対応を最小限にすることにより、宿泊客のプライベートな空間、時間を大切にした対応へ切り替えた。

2019年4月にオープンした光風閣は、1室2人をベースに最大4名利用を想定した個人向けの棟とした。このうち3階と4階は新ブランド・別邸「峰の界」へグレードアップし、3階の15室は全室バス・トイレ付きの和風ツインルームに、4階の2室はエグゼクティブフロアにリフレッシュ改装した。

金太郎温泉

別邸「峰の界」へグレードアップした光風閣3階の客室

光風閣別館は19年2月と3月に分けてオープン。個人と団体・グループが兼用できるフロアと位置づけている。客室は、畳床にシモンズ製のベッドを採用したツインをベースに、畳スペースにはお遊びクッションなどを設置した。旧客室にはなかった浴室設備も、シャワーとバスタブを合体したシャワーバスを備えた。

コンセプトダイニング菜波は、和食とワインを楽しめる食事会場として整備。宿泊客が楽しんだワインや日本酒の空ボトルにサインをしてもらい、会場内の棚にディスプレイとして残す演出も行った。

この記事をシェアする
購読申し込み
今読まれているニュース
地旅
今すぐにでも出たくなる旅 最新
「天領」大分日田・天ヶ瀬で温故知新の旅

4―6月に展開されていた「福岡・大分デスティネーションキャンペーン(DC)」は地域に“あた...

観光先進地・岐阜下呂が贈る心にしみる旅

持続可能―。地域の維持、そして未来への発展に向け各地で取り組みが進むが、岐阜県下呂市が展開...

世界遺産登録20周年記念・聖地リゾート!和歌山へ

2024年、和歌山県では世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年を記念し、現在「聖地...

夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ